「決定的得点機会の阻止」で退場+PKは適切か?

スコールズが手を出してしまったのは「思わず」「反射的に」なので仕方ない。彼だって冷静に判断する時間があればそんなことはしなかったと思います。


ところで「決定的得点機会の阻止」で退場+PKは適切なんでしょうか?現状のルールでは退場+PKなんですがいつからイエロー+PKじゃなくなったんでしょう。というのはアーセナルvsバルサのCL決勝でレーマンが退場+PKになったことを思い出すからです。試合が壊れるからイエロー+PKだけにすれば良いのに!と思ったらルール上レッドになっているので審判としては退場にせざるを得ないという。イエロー+PKだけでも十分ペナルティ、という後藤さんの意見に賛成です。
#でもキーパーの場合一試合で2回もイエローは貰わないから100%失点する所がPKで済むなら一回はイエロー覚悟で反則するってことになってしまう・・・のか?

後藤健生コラム】レッドカードについて考える

http://www.jsports.co.jp/press/column/article/N2009010520175802.html
「決定的得点機会の阻止」という言葉は、「反則を犯さない限りとめることが出来ないような場面」を指すのではないか? そして、「そういう場面で意図的に反則を犯した選手を退場にすべきだ」というのが、この規則の「法の精神」、あるいは「立法者の意思」だったのではないか?つまり、ゴール前での反則をすべて「決定的得点機会の阻止」と見なすのは、法の拡大解釈なのではないか?そもそも歴史を遡れば、ペナルティーキック(PK)だって、「決定的得点機会の阻止」のために反則を犯した場合の極刑として導入されたのではなかったか。「PKを与えた上に1人退場」というのは、考えてみれば、そうとうに重い処罰なのである。そして、「退場という処罰によって誰が損をするのか?」ということも考えてみるべきだろう。