バルセロナが華麗にCL優勝を飾る

まずはバルセロナおめでとう。アンリ、初優勝おめでとう。風邪による不調で断片的にしか見ていませんが「スコア以上の差」で圧倒したようですね。

  • 「最強の矛」vs「最強の盾」
  • 「理想主義」vs「現実主義」
  • 「テクニック」vs「ハードワーク」

今回の決勝は色々な形容ができると思います。数字で見ればマンUは「最強の盾」ですが攻めている時間が多いので結果的に、という部分もありチェルシーの方が守備の強度は上でしょう(結果論ですけど)。あるいは理想主義。攻め倒す戦術一本で行くか攻守使い分けて現実的に戦うか。攻め倒すのはやっぱり難しくて、それはヴェンゲルのアーセナルを見ていればわかる。バルセロナは一歩突き抜けた感がありますね。

前回優勝した年も強かったけどロナウジーニョ+デコの個を最大限に生かすチーム、という面があった。今年のバルセロナはヨーロッパを制したスペイン代表の延長で、それをクラブレベルで実現したものと言える。そして選手と練習量に制約のある一国の代表よりクラブの方が質が高いのは自明なのです。一部ではハンドボールサッカー(ボールを手で扱うような技術レベルになると全く新しい戦法が可能になる)と言われていますね。ハードワーク&プレッシングが無効化される。ジダンが一人でやっていたことをクラブレベルで実現するイメージ?イニエスタ、シャビ、メッシ、アンリ辺りは短距離のパスならほとんどミスしないですからねー。

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サッカー戦術クロニクル

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