空前の「IT勉強会」ブーム、について

空前の、というと煽っているようでイヤですがIT勉強会カレンダー」を眺めるとそう言わざるを得ないでしょう。平日を含め日本中でこんなにIT勉強会が開かれているのか、と感嘆します。IT業界は新しい技術を習得し続けなければいけない職という背景があるとしても多い。私を含め都下の人達は都内の勉強会へ足を伸ばしています。しかしある程度人数がいるなら地元でやった方が職住接近でいいよね!という発想もアリではないでしょうか。

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多くのコミュニティが日々、日本中で開催する勉強会。企業が行うセミナーやイベントと異なり、勉強会の情報を得るのは難しい。まとまった情報はなく、コミュニティに近しい人間が周囲にいなければ、情報は得づらい。


そんな状況を変えたエンジニアが存在する。


日本全国、さまざまなIT系勉強会の大量の情報が日々更新される「IT勉強会カレンダー」を作った「はなずきん」さんだ。TechEdで関東に来ると聞き、会場となったパシフィコ横浜で話を伺った。

■もともとは「開催日がかぶらないように」
IT勉強会カレンダーが多くの人に使われるようになったのは、「にとよん」さんの「てっく煮ブログ」で紹介されたのがきっかけだ。しかし元々は、「開催する人のため」のものだったという。


「勉強会を開くとき、開催日がかぶってしまうという悩みがあるよね、という話をしていました。わたし自身、告知してから、日程がかぶっていることに気付くことがあった。そこで、Googleカレンダーでまとめて、開催日がかぶらないようにしよう、というのが始まりです」