薬害被害者が医薬品ネット販売に反対する理由

2月25日にFMラジオのJWAVEで医薬品のネット販売規制に関して、全国薬害被害者連絡協議会の間宮清さんへのインタビューが行われたそうです。速記がkenko.comに上がっていました。「彼らが医薬品のインターネット販売に反対している理由は何なのか」と書かれていますが正直私にはわかりませんでした。演説とか対談を後で書き起こすと論理だってない、ということは良く有ることでその類いかもしれません。


私としては「医薬品のネット販売でこういう薬害事例があってだから規制する必要がある!」という経緯なのかと思っていたらそうでもないようなので拍子抜けしました。むしろ「薬害がこれから市販薬で起きるかっていうと、なかなか考えにくいと思うんですけれども」と認めてしまっているのはどうなの、という印象です。

http://www.kenko.com/blog/genri/2009/03/blog-post_17.html

薬害被害者の医薬品インターネット販売に反対する理由

(アナウンサー)
そういった対面販売が徹底されると、例えば、薬疹もそうですし、そして、薬害もそうですけれども、そういった部分、防ぐことができる、と思いますでしょうか?


(間宮氏)
そうですね、まあ、薬疹を防ぐ、ということはできない、と思うんですね。これは、あの、薬疹というのはアレルギーで、いままで飲んでいた薬でも突然出る、という可能性はありますので、それは防ぐことはできないんですけれども、その重篤になる前にですね、例えば、スティーブンジョンソン症候群なんかはですね、目が充血したりとかね、そういうことが症状が出るわけですね。その段階で、その、えー、例えば、お医者さんに行ってくださいね、ということをお勧めすればですね、あまり重篤にならずに済む、ということがいえますね。で、まあ、そういったこともありますし、あとは、あの薬害についてはですね、これ、薬害っていうのは、もう、実際その、薬害がこれから市販薬で起きるかっていうと、なかなか考えにくいと思うんですけれども、薬害というよりは、やはり副作用被害というものを防ぐ、という意味ではその対面販売によって、まあ、いろんなその飲み合わせとかね、そういったことも説明して、副作用の被害っていうのを防ぐことはできると思うんですけれども。


(アナウンサー)
はい、たしかに、薬害については、その販売のしかた、というよりはメーカーのあり方、ということですから、ちょっと話が違うかもしれませんね、この場合は。


(間宮氏)
そうですね。