毎日新聞、永久機関に騙される

騙されて載せてしまう方もどうか?と思う。既報によれば発明者の木下ファミリーは出資詐欺を繰り返している人物のようだ。毎日新聞記者の「だが、大企業を含めた既存勢力は影響が大きいために、また一級とされる物理、化学学者も自らの学説や理論が無と化すため、容易に新プラントを認められないでいる」という辺りは泣けてくる。

http://blackshadow.seesaa.net/article/116000412.html

毎日新聞がフリーエネルギー詐欺に引っ掛かっている件について

◆人物紹介
まずこの発明者が何者かについてだが、
どこかで見たような名前だと思ったらデー・エム・ベー・ジャパンの木下ファミリーのおっさんじゃないか。

・木下博道
・木下政信
・木下葉子

上記の三人はその道の人間にとっては結構良く知られた名前で、
グローバルエナジーという会社で、磁力と風力を利用した画期的な発電機をうたって出資を募ってドロンしたり、
それ以前も
デー・エム・ベー・エクセルジャパン(DMWエクセルジャパン)というネットワークビジネスを主催していたりという、
典型的な「サギとマルチと疑似科学」で食っている連中だ。

http://slashdot.jp/science/09/03/20/1221229.shtml

永久機関」としか思えない発電装置が報道される

毎日新聞(神奈川版)の3月19日付記事によると、「2.6Wの電力を消費するだけで、3kWの電力を発電する装置」が開発されたそうだ。

どうしてこのように「永久機関」としか思えない発明(?)が繰り返し報道されるのだろうか? 数ある物理法則のなかでも、エネルギー保存則ほど綿密に裏付けられた法則はないように思うのだが。文系と理系の常識の断絶のなせる技なのだろうか。

http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20090319ddlk14040128000c.html

発電装置:太陽光や風力より効率良く、電磁力で電力供給−−木下さん開発 /神奈川

電磁力を応用した高効率な小型発電装置を、相模原市の「ソフォス研究所」代表の木下博道さん(74)が開発した。川崎市の住宅展示場で19日から実用運転の公開展示をする。木下さんは「装置は使う場所に置くのでロスが少なく、電線などのインフラ整備が一切不要。太陽光発電風力発電に比べて格段と効率が良く、電力供給の分散化が図られる。地球環境にやさしく、低炭素社会にふさわしい装置だ」と話している。【高橋和夫

残念ながら高橋記者は全然疑っていない様子。

http://mainichi.jp/area/kanagawa/genbakara/news/20090228ddlk14070154000c.html

夢と希望を持とう /神奈川

地球温暖化防止に喫緊の対策は、新エネルギー源の開発とCO2(二酸化炭素)の削減。石油資源への依存度が小さくなれば、資源争奪の紛争も回避される▼環境負荷がほとんどない新エネルギー源と、木材などバイオマス資源の利用を図るプラントを、県内のベンチャー企業が開発した。いずれも温暖化防止に極めて有効な小型装置▼未曽有の不況を吹っ飛ばす起爆剤となる。だが、大企業を含めた既存勢力は影響が大きいために、また一級とされる物理、化学学者も自らの学説や理論が無と化すため、容易に新プラントを認められないでいる▼頑迷で固陋(ころう)な旧勢力が、新たな創造を妨げる障壁だ。オバマ米大統領が「新エネルギーの開発を」と訴え、世界中の人々に希望と勇気を与える背景には、それなりの裏付けがあると確信する。日本のローカル発信に、世界中が歓喜し、夢と希望を膨らませる日が近づいてきた。【高橋和夫