amachangのGoogle Adsenseの件について。個人が広告出して何が悪いの?

JavaScript関係で有名なamachangが自分のブログの広告をadsenseで出したらなんだか非難されてプチ炎上してしまったという件。個人が広告出したら何かいけないんでしょうか?(反語)

▼「JavaScriptならIT戦記 -IT戦士amachangのブログ。AjaxJavaScriptの最新情報を配信!-」とある。

http://d.hatena.ne.jp/amachang/20090113/1231827150に関連エントリがまとまっている。
発端となった人のエントリは以下。amachangが広告費用出せるってことはペイするくらいブログで儲けてたってこと?だまされた!って感じでしょうか。

http://www16.atwiki.jp/tokoroten/pages/1061.html

AmachangAdWordsについて

広告を出すってことは、このブログは営利でやろうとしているんだなと、広告費以上の利益がブログから出ているんだなと、つい思ってしまう。 そうすると、amachangのブログの内容が、金儲けのブログっていう色眼鏡がかかって見えてしまう。

それから印刷業界の人が「こんなわけわからんことやっている人」と述べています。逆に何がわけわからないのか聞きたい。確かに「IT戦記」や「IT戦士」という言葉はよくわからないけれども「僕イケメン」的amachangのキャッチフレーズなんでしょう。「グルメ 新宿」であの広告が出てきたら変だけれども「JavaScript」で検索してあの広告なら全然違和感ないです。

http://blog.dtpwiki.jp/dtp/2009/01/post-28d2.html

ITの人(の一部)とうまくやっていける自信がない

僕は広告の文面を読んだだけで意味がわからない広告であればたいてい嫌いで(今回の広告は僕にとっては○○で収入アップぐらいのわけわからなさだった)、そういう意味で意味のわからない広告を平然と出せるamachangさんはどうかしちゃったのかと思いました。


僕は印刷業界の人間として、これからITの人と協業でいろんなことやっていかなきゃいかんと思っているけれども、こんなわけわからんことやっている人とうまくやっていく自信がないなあ。malaさんのコードがDTPの現場でも有用だと書いたらtwitterで逆にdisられたし。かんなり頭に来たけど、コードには罪がないので、別のコードをInstFont.infoで使わせてもらったとき謝辞は入れた。


それに対して冷静な意見が付いていて全く同意見。adsenseというのは広告でトラフィックを誘導する行為だから基本的にはPageViewを金で買うということ。でもamachangにはそんなことする必要がないです。以下に証拠を示します。

amachangはLivedoorReader+FastLadderだけで4940人の購読者を抱えています。購読者もブックマーク数もはてなダイアリーのトップ10入りしています。この蓄積があるのでamachangは2件普通の記事を書くだけで1万PageView稼ぐことが可能です。更にホットエントリー入りすればもっとアクセスがあるでしょう。だから1万PageView稼ぐのにadsenseに広告出して60万払う意味は全くない。


▼「TopHatenar」でamachangの統計を表示した所 http://tophatenar.com/view/amachang

http://hachimitu.jp/blog/archives/2009/01/12214009.html

ところてんさんは広告をよく知らないんじゃまいか

まず、amachangさんがAdWordsに広告を出したからといって、基本的にほとんどメリットはないと思います。
なぜかというと、トラフィックを稼ぐ(誘因する)ために、「広告」を打つという手法は、メディアやっている人(ブロガー含めて)にとっては非常に費用対効果が薄いからです。


具体的にamachangさんが例えば「JavaScript」というワードをAdwordsで買った場合。
Googleさんでお見積もりをとると以下のようになります。


さすがに「JavaScript」というキーワードは人気ですね。平均クリック単価120円。
一日あたり、39人〜48人を呼んでくるのに、5,000円〜6,000円というお見積もりです。

仮にAdwordsだけで、1万PV(仮に1人あたり2ページ読んでくれたとして、5千UU)獲得しようとしたら、
5千クリック×120円=60万円
ですね。


amachangさんほどの方であれば、一個人気エントリーを書けば、数千・数万PVいくでしょうから、どう考えても割にあわないです。