エイベックス岸博幸氏の盛大なポジショントーク

本日、岸博幸氏の「コンテンツの搾取は環境破壊と同罪」なる記事が掲載されて物議を読んでいる。しかしこの人は本職の慶應大教授の前にエイベックス取締役でありポジショントークだろう。これだけ明らさまな人も珍しい。

http://kirik.tea-nifty.com/diary/2008/01/post_469c.html

エイベックス取締役・岸博幸氏がMIAUを批判

岸氏の発言自体は真っ当で、別にこれだけを持って政策マフィアというわけでもなく万事順調に進んでますという裏返しではないかと思われる。JEITAはともかく、これほど明確に「立場」と「利害」が前面に出ているあたり、なかなか肝が据わっていて好感が持てる。

http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT12000010052009

コンテンツの搾取は環境破壊と同罪

デジタル技術とインターネットが普及して以来、コンテンツは違法コピー・ダウンロードという搾取に見舞われ続けているが、それに加え新たな搾取が始まろうとしている。「コンテンツ搾取」は原因の本質において「環境破壊」と同じなのだが、エコロジーが叫ばれる一方でコンテンツの搾取は静かに深く進んでいる。行き着く先には、文化の衰退という取り返しのつかない事態が待っている。(岸博幸