バグ修正におけるユーザと運営側のギャップ(はてなに限らず)
はてなのバグ修正について書いた所、反応があったので続きを書く。
はてなアイデアの問題点の一つは「確認しました。修正します。」の後いつどのように解決されるかが明示されない所にある。もちろん運営側が「いつ」を明言するとユーザに約束したことになるので安易にやると混乱を招くだけだろう。これははてなに限らない話。
また一般にバグ修正と言っても色々な対応方法がある。例えば下記にシステム開発でバグ修正の重要度、優先度のサンプルがある。はてなにログインできない、という場合「1. 社運、世界平和、人類の存亡にかかわる」になるだろう。誤字脱字があるというのは「5. 割とどうでもいい」。また「1. 社運、世界平和、人類の存亡にかかわる」なケースであっても代替手段がある場合は「1. 総員起床」ではないかもしれない。不幸にして重要度「4. それなり」以下、あるいは優先度「5.いつかはやりたい」に分類されてしまうと、開発者に暇ができれば直るかもしれない(がたいてい暇にはならない)、ということになる。従って運営側から「不具合と認識しました」と言われてもすぐ直るかは、また別問題。一方ユーザの立場からすると「認識しました」ってことは当然すぐ直すんだろ?と受け取ってしまうので不幸なギャップが始まるのだ。
重要度
1. 社運、世界平和、人類の存亡にかかわる
2. これはまずい
3. 通常
4. それなり
5. 割とどうでもいい
優先度
1. 総員起床
2. すぐにやる
3. 通常
4. あとでもいい
5. いつかはやりたい