アーセナル、今季の敗因は?

アーセナル、今季の敗因は?」との記事。「1月の移籍市場で選手層を強化できなかった」との分析。


「選手層を強化できなかったこと」はその通りだと思う。ANC(アフリカ選手権)でトゥレ、エブエを欠いた1月、アーセナルはうまく乗り切ったが結局この疲労が終盤たたった。だが「1月の移籍市場で」の部分には同意しない。フレブ、フラミニエドゥアルドを見るまでもなくアーセナルのサッカーにいきなり順応するのは非常に難しい。イメージ的にはオシム体制当初の代表選手の困惑ぶりを想像して貰えば良い。


ファンペルシエドゥアルド、ロシツキというレベルの主力選手がシーズンの半分抜ければ飛車角落ちでありむしろ良くやったというべきかと。このレベルの選手をもう一セット揃えたらインテル化してしまう(w


その意味ではマンチェスターUのある意味明確に主力選手とサブ選手を分けた戦力構成は絶妙で感心する。(テベスパクチソンアンデルソン等)


http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=worldsoccer&a=20080415-00000018-ism-socc

もしヴェンゲル監督が過ちを犯したとすれば、1月の移籍市場で選手層を強化できなかったことが挙げられる。タイトル争いのライバルであるマンUも補強を行なわず、チェルシーもフランス代表FWアネルカを獲得した以外は大きな動きは見せなかった。しかし、両者はアーセナルに比べ、選手を休ませ、ローテーションを組むことができるだけの選手層を保持していた。

 終盤戦では、ロシツキー、ダ・シウヴァ、ファン・ペルシらが次々と負傷で戦線を離れ、シーズン序盤は好調だったエース・アデバヨルも、13日のマンU戦で奪った1点が、リーグ戦では2月以来初めてのゴールだった。また、前半戦で目覚しい活躍を見せた司令塔セスクも終盤には疲れ切っていた。

また交代戦術の幅についても改善の余地がある。
ロシツキ、ファンペルシ等怪我人が増えたため結果的にベントナー&ウォルコットのFW交代がパターンだったが、中盤の運動量を支えられる要員が育たなかったことは残念。ソング、デニウソンディアッラ がその役だったはずだがいまいち出場機会も与えられず…。後半しっかり締められる人(主将一転控え扱いに同情はするがGシウヴァがその役だったはず)、待ってます。